プロアクトのビューティー講座

肝臓病のほとんどは、アルコールかウイルスによるもの。百薬の長といわれるお酒も、適量あってこそです。
いたわっていますか、肝臓。
パパは「肝だめし」で「肝」を抜かしたけど。ママは「肝心」なところで「肝っ玉」がすわっている。ママのように生きなきゃと、「肝に銘じ」ましたとさ。
こう書くと分るように、「肝」という言葉は心も肉体も含んだ「存在」の要を表しています。肝、つまり肝臓は人間にとってそれほど大切な臓器だということでしょう。
肝臓のプロフィールを簡単にご紹介すると、位置は右乳房の下あたり。サイズは内臓のなかでもナンバーワン。成人の男性なら1.2kg~1.6kgもあります。
その働きは、栄養を分解、合成し(代謝機能)、栄養を蓄え(貯蔵機能)、体内の不要なものを解毒し(解毒機能)、胆汁を生成して腸の消化吸収を助けるなどです。
生命維持にとって大切な臓器なのに、肝臓は少々悪くなってもねをあげません。自覚症状がほとんどないのです。「沈黙の臓器」と言われるゆえんですね。だからこそ、病気が発見されたときには取り返しのつかないことになる可能性も潜んでいます。

脂肪肝になる前に

肝臓の病気は最近、「脂肪肝」から「肝炎」「肝硬変」「肝臓がん」へと進行することが分ってきました。その第一段階である「脂肪肝」は日本で今、男性の3人に1人、女性の5人に1人がかかっているといわれています。
お酒を飲みすぎると、肝臓はアルコールを分解する働きが追いつかず、肝臓に中性脂肪がたまります。これが続くと脂肪肝になるのです。
脂肪肝はこれまで「健康でないけれども病気でもない」と軽く考えられていました。でも放っておくと、やがて肝炎に進ことが分ってからは早めの治療が進められています。
ただやっかいなことに、脂肪肝は血液検査では見つけることができません。超音波検査(エコー)でようやく発見できるのです。自覚症状が少ないことから考えても、やはり予防が一番。お酒は適量を守り、週に2回は休肝日にしましょう。
ちなみに脂肪肝の原因にはムリなダイエットや、糖分の摂りすぎもあげられます。またお酒が原因の脂肪肝は禁酒すれば2週間で治すことができます。
自己チェックしてみよう!
まずはあなたの症状を確認してみましょう。何気なく過ごしている毎日。健康だと思い込んでいても、病気の魔の手が忍び寄っているかも??

お酒と上手に付き合うには?

肝臓にいい食品で機能をアップ!
